2015.12.9
視線
早いもので今年も残りひと月を切りました。
本社のBGMはひたすらクリスマスソングで、否が応にも年末を感じます・・・。
さて、先月お引き渡しが完了した中の1棟についてご紹介したいと思います。
静かな住宅地にある平屋のこちらは、道路側に面してほとんど窓がありません。
奥から明かりが漏れていて、楽しそうな雰囲気がチラリと伝わってきます。
リビングとダイニングに大開口の窓を設けた中庭を中心としたプラン。お互いL字の配置です。
L字プランがとても人気なのは、視線が中庭を経由してつながっているため、奥行きが生まれて広く感じられるから。
そして、一番奥の部屋は、車庫とつながるプレイルーム。
車庫とのアクセスのために床のレベルを下げています。
そうした床レベルの操作によってもたらされるのが、視線の変化です。
床レベルを下げたことによって、目線と地面の距離が少なくなり、秘密基地のような落ち着いた部屋に。
こちらのプレイルームも中庭に面して開口部が設けられていますが、
床レベルを下げているため、リビング側との視線が交錯しません。
視線が合わないだけで、
自分のスペースは守られつつ、家族の気配は感じられる。
そんな気持ちのいい空間になりました。
外部からの視線、自分の視線、家族との視線。
視線の効果、ぜひぜひイエづくりの参考にしてみてください・・・!
KENT HOUSE 三本木