2009.7.16
~ マイホームを楽しむ ~ 芝生種蒔き編 ~
肌寒い日が続きますが、札幌の夏はこれからが本番!
サッポロ・ジャズ・フォレストが前進となる 「 sapporo city jazz 」 も先週から始まり、
今年はドレスコードのあるライブイベント 「 クロスジェネレーション 」 の開催や、
今週末から大通公園西3丁目で行われる 「 さっぽろ夏まつり 」 と合わせての
大通公園西2丁目 「 ホワイトロックミュージックテントライブ 」 など、
来月14・15日に行われる ” ライジング サン ロック フェスティバル ” や PMF を含めると、
札幌の街は、クラシック・ジャズ・ロック と 音楽一色の街となりますね。
そんな芸術の街を後目に、モデルハウスの改修工事は着々と進み、
明後日のオープンに備えようと最後の追い込みです。
三連休は、ちょっと新しいモデルハウスをどうぞお楽しみに・・・
*** 芝生 のお話 ***
さてさて、7月10日の記事で書きました芝生について・・
今回は 「 モデルハウスの芝生再生の巻 」 と題して
(仰々しいですね、調子に乗り過ぎました ^^;)
枯渇した芝生を改善すべく行った作業などを皆さんにお知らせしたいと思います。
儚げに佇む疎らな芝生の再生をどうしたら良いものかと、
インターネットや書店、あるいは行く先々の造園屋さんで聞いた事を
ひたすらメモを取り、リサーチしていたある日、
ケントハウスのオーナー様がお立ち寄り下さったところから始まります。
世間話やお住まい心地を楽しくお話ししているなか、
「 最近、芝生を改善したいと思って調べているんですよ 」 と
ざっと2・30枚にもなる資料を片手に近況報告をすると、
「 本気でやろうと思っているんですね。
ケントハウスさんには大変お世話になった!人肌脱ぎましょう!! 」
そう力強く仰って下さったオーナー様・・・
そうです!実はそのオーナー様、植物に関してはプロのお方だったのでした。
私の座右の銘の一つ、
「 弟子の準備が出来た時、師は訪れる 」
あぁ、準備出来ました!出来ます!出来ます!頑張ります!!
そう感激したのは、昨日の事の様です。
あくる日、オーナー様はご自身の電動噴射器と
ローンパンチをご持参下さいました。
まずは荒れた芝生に生えた雑草の駆除と、
このローンパンチで均一に穴をあけてみて下さい。
出来たら連絡下さい、と・・・
「雑草駆除」
雑草の駆除は、ホームセンターにて
「 芝生用除草剤 」 という物が売っていました。
イネ科以外の雑草に効く様で、大きい物にピンポイントで散布します。
良く晴れた日、お借りした電動噴射器で既定通り希釈した除草剤を散布し、
2・3日後に枯れた雑草を根から抜き取り、第一段階終了です。
(イネ科の雑草についてはまた改めて・・・)
「コアレーション」
既存の芝生を短く整えてから、いよいよコアレーション(過去記事掲載)です。
手で左右に揺らしながら足で踏み付けて行きます。
穴と根切りが交互になる様に、ひたすら細かく黙々と・・・
「サッチ取り」
芝生全体に熊手(参考写真は ”レーキ” です)で枯草・コア等を除去、
どちらにしても既にダメージがある芝生ですから、
それはもう・・ガリガリと綺麗さっぱり(笑)
意外に広いモデルハウスの芝生面、
要領の得ない私の手でのコアレーションは、約4時間位掛かりました。
さあ、いよいよ師匠登場です。
気温がぐんと上がり、夏を思わせるある日、
師匠からのお電話 「今日は天気で絶好の種蒔き日和だ!!
これから行くよ!!」
大きな袋を沢山積んだ車で颯爽と現れたオーナー様、
いよいよ種蒔きです。
「 種撒き 」
ホームセンターさんでも販売している 寒冷地用 「 三種混合芝の種 」1袋、
(札幌では雪印種苗さんの種が雑草の混合もなく大変評判が良いらしいのですが)
同じくホームセンターさんで売っている、
粒状になった 「芝生用 目土 」 と 「 芝生用肥料 」
沢山の情報のなかには、芝生の種類や目土に変わる砂の使用・
肥料なども用途に合わせたチョイスが出来ますが、
まずは初心者らしく、リーズナブルでお手軽に入手出来る物、
それで充分な効果を得られます。
今回は、
「 芝生の種 」 1袋、「 芝生用目土 」 20袋、「 芝生用肥料 」 1袋を使用しました。
まずは、「 芝生の種 」 を 目土1/2袋 に混ぜ、
縦・横・斜め、三方からムラの無い様に撒きます。
そして、残りの目土に、用意した肥料を均等に分けて混ぜ、
それを3~5ミリ程度の厚さになる様に均しながら敷いていきます。
芝生の面がデコボコになると、種が流れたり、
窪んだ箇所に水が溜まり枯れてしまいますので、
板状の物や、野球場で使用する 「 トンボ 」 という
均す為の用具で平にしていきます。
最後は、ローラーをかけ (・・ある訳がありません・・汗)
いえ、足で細かく踏んでいきました。
その後、霧状の細かな水流でたっぷりと散水します。
種蒔きすると、発芽するまでは、種が乾燥しない様に
その日から約1~2週間の間、毎日散水します。
以前書いた記事に、「 オーバーシード 」 と書きましたが、
本来オーバーシードとは、通年緑を楽しむ為、秋に夏芝の上から冬芝を撒く事を意味しますが、
今回、モデルハウスでは、春と初秋に元々ある芝の上から種蒔きをして、
越冬した経緯があるので、敢えてその様に表現しました^^
コアリング(穴あけ)等の後に、そのまま種を撒く事は 「 インターシーディング 」 といいます。
さあ、芝生再生・・うまくいくでしょうか。
長い拙い文章にお付き合い頂き有難うございます。
次回は、 「 発芽後の管理とお手入れ 」 です ^^
川崎