2008.2.8
麗しのオペラハウス
シドニーに着いてまず最初に真夏の青い空に白く輝くシドニーオペラがサーキュラーキー
から見えた。心が弾むのを押え近づくと、思っていた以上に迫力があり外殻はヨットの帆
をイメージしたとの事で、美しい曲線を描き女性的に見え、スウェーデン製の白いタイル
が眩しく眼の中に入る。反対に内殻の構造美は、力強く男性的に逞しさを感じさせた。
内部は入る事が出来ずガラス越しに見るだけで、少し残念に思う。
期待度120%のオペラハウス。周りの四角い高層ビル群に対し、ハーバーブリッジと調和し
丸味を帯びたオペラハウスが一層優雅に見える。工期と工事費に莫大な費用を要した建物
だが、今は立派なオーストラリアの顔になっている。
シドニー港に向く様設計を変更したとの事は、現地に行ってしみじみわかる気がした。
世界コンペでのミース・ファンデル・ローエ審査委員長が二次審査でピックアップした
オペラハウスが、ビーナスの誕生のごとく浮び上って見事に海に映えていた。
思わず手を合わせたい気持ちになる・・・・・・・・・・・合掌。 都筑